日々是読書

暇をも手余した無能なニートが本を読んで、感想を書く日記

やり抜く力 グリット

何か刺激になると思って読んだが、う~ん...。 言いたいことは『諦めるな』を書いただけだった。 しかも、能力や才能がない。学校では成績も悪い、運動神経もない。努力したけど、報われなかった、という人向けじゃない。のび太タイプ向けの人ではない。著者…

ハーバード日本史教室

ハーバードの教授たちが各々、日本という国について歴史的な考察をしながら現代の日本やアメリカの情勢、これからどうするかをインタビュー形式化で語っている本。 ハーバードの先生が日本史を教えてくれている本ではない。あくまでハーバードの学生にこんな…

まんがでわかる ラッセルの幸福論

ここ最近、幸福とは何かとよく考えるので読んでみたが、入門書としては分かりやすかったが、主張が楽観的すぎて、『そう思えたら苦労しねーよ』としか思えなかった。 言いたいことも『嫌われる勇気』と大体一緒、『今を生きろ』に近い。 ある程度ど充実はし…

バナの戦争

帯で『現代版アンネの日記』と紹介されていたが、読むとその意味が分かった。 シリアの内戦に巻き込まれた七歳の少女が自分の気持ちを『ツイッター』を通して訴えたのだ。 また、バナという少女だけでなく母親の補足もある。 ツイッターで訴えることでバナ自…

ワンダー

本屋で紹介されていたので読んでみた。 主人公はオーガストという名の奇形児の男の子。 差別や偏見などに苦しみながらも家族や友人に支えられる物語。 良い本ではあったが、そこまで感動はしなかった。 なんというか、よくも悪くもアメリカ的なストーリーな…

明日の子どもたち

有川浩の『明日の子どもたち』を読んだ。児童養護施設が舞台の話だったが、面白かった。というより、読みやすかった。有川浩はこの手のエンタメ系の小説は書き慣れているから、何て言うか、ドラマのような気楽な感覚で読める。 主人公の新人男性職員がちょっ…

友罪

本屋でも紹介され、映画化もされている作品。 とある事件の『少年A』を題材にした本だか、 正直、読んでいて気分が悪かった。 あの事件自体、あまり好きじゃないし、あれを題材にしたわりには稚拙というか、『友情』について考えさせるとしては浅いと思う。 …

星の子

宗教にハマってしまった親を持つ中学生の話。 本屋大賞ノミネート作品なので期待したが、あまり、面白いとは思えなかった。鏡の孤城が好きなので、こっちが本屋大賞取らなくて良かったとすら考えてしまった。 なんというか、ひどく、薄味の本だった。 会話文…

夏への扉

書店で宣伝されたので読んでみたが、さほど面白いとは思わなかった。感動も特にないし。 もっとほのぼのとした日常系かと思ったが、SFだった…。まぁ、ハヤカワの時点で覚悟はしていたけど。未来へ行くのだか1970年から2000年なので、 こっちからすれば、過去…

星降プラネタリウム

『星降プラネタリウム』という小説を読んだ。 内容は可もなく不可もなく。 だが、僕は星座やプラネタリウムが好きなので舞台となっている渋谷のプラネタリウムもよく行っている。だから、所々、フフッとなる。