日々是読書

暇をも手余した無能なニートが本を読んで、感想を書く日記

明星に歌え

関口尚の本。
この時期は、ナツイチやカドフェスが盛り上がるので、それらを軸にした本を読もうと思います。

お遍路に参加した大学生たちの話だか、みな、訳アリの事情があり、めんどくさいメンバーだった。しかも、どの事情も、ドラマとかでありそうなありきたり、理由ばかりだ。
でも、主人公の位置に近い、太陽という名の青年の存在は清涼剤的な良さはあった。少し暑苦しいが。
『主人公の位置』という表現にしたのは、この小説はは視点が変わるタイプの小説だからだ。
特に感動はしない。数ある本の中から、これを選んで買う必然性はないと思う。
明星に歌え (集英社文庫)

サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

何となく読んでみたが、さほど、核心的なことも、肝心のハウツーも書かれていない。
ただ、起業や飲食店はおすすめしませんよって話。
画像には堀江さんが出ているが、本編には関係ない。帯も含むめて画像をアップしてアマゾンさんで売っているのがビジネスの臭いがすごくする。
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)

やり抜く力 グリット

何か刺激になると思って読んだが、う~ん...。
言いたいことは『諦めるな』を書いただけだった。
しかも、能力や才能がない。学校では成績も悪い、運動神経もない。努力したけど、報われなかった、という人向けじゃない。のび太タイプ向けの人ではない。著者自身かなりのエリートだ。
要はエリートが更なる高みを目指すための本。
出来杉がより出来杉になるための本。ジャイアンがよりジャイアンになるための本。
僕の紹介よりもアマゾンレビューの方が的を射てる内容が多い。
何事も諦めるなという教えはブラック企業が社員に使っていそうで怖い。
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

ハーバード日本史教室

ハーバードの教授たちが各々、日本という国について歴史的な考察をしながら現代の日本やアメリカの情勢、これからどうするかをインタビュー形式化で語っている本。
ハーバードの先生が日本史を教えてくれている本ではない。あくまでハーバードの学生にこんなことを教えてるとかそんくらい。
大体の教授陣が親日や知日なので日本を結構、誉めてくれている。多分、下手な日本人より日本の歴史や文化に詳しい。
日本についてそうゆう見方もあるのか、と色々と勉強になった。ハーバード日本史教室 (中公新書ラクレ)

まんがでわかる ラッセルの幸福論

ここ最近、幸福とは何かとよく考えるので読んでみたが、入門書としては分かりやすかったが、主張が楽観的すぎて、『そう思えたら苦労しねーよ』としか思えなかった。
言いたいことも『嫌われる勇気』と大体一緒、『今を生きろ』に近い。
ある程度ど充実はしているけど、何か生活が物足りない人向け。
逆に、鬱やブラック企業、トラウマ、虐待、毒親、いじめ、パワハラで苦しんでいる人には辛くなるだけ。
これ読んで、『悩み』が解決した、生きるのがラクになったと言う人はあまり深刻か悩みを抱えてない人。
あくまで啓発本。
これは入門書なのである程度、意訳されている。実際の幸福論はもっと色々と掘り下げているのかもしれない。
まんがでわかる ラッセルの『幸福論』の読み方 (まんがでわかるシリーズ)

人生はビギナーズ

ユアンマクレガーが主演のLGBT映画。
淡々とした感じだったが、登場人物に共感ができかった。悪い映画とは思わなかったが、『で、何なの?』と思ってしまう。
主人公のユアンマクレガー(スターウォーズの若い頃のオビワンの人)は父親がゲイなのだが、さすがに自分の父親が知らないおっさんとイチャイチャしていたら戸惑うよなぁ。
人生はビギナーズ [DVD]