日々是読書

暇をも手余した無能なニートが本を読んで、感想を書く日記

明星に歌え

関口尚の本。
この時期は、ナツイチやカドフェスが盛り上がるので、それらを軸にした本を読もうと思います。

お遍路に参加した大学生たちの話だか、みな、訳アリの事情があり、めんどくさいメンバーだった。しかも、どの事情も、ドラマとかでありそうなありきたり、理由ばかりだ。
でも、主人公の位置に近い、太陽という名の青年の存在は清涼剤的な良さはあった。少し暑苦しいが。
『主人公の位置』という表現にしたのは、この小説はは視点が変わるタイプの小説だからだ。
特に感動はしない。数ある本の中から、これを選んで買う必然性はないと思う。
明星に歌え (集英社文庫)